【七海千秋SS】日向「七海を徹底的に無視する」

1 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:16:51.23 aRCOt3Iz0 1/22
七海「ふぁ……あ、おはよう。日向くん」

日向「………………」

七海「あれ……? 日向くん、おはよう……」

日向「…………」

七海「…………えっと」

七海「うん。聞こえなかった……のかな」

3 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:19:58.61 aRCOt3Iz0 2/22
狛枝「おはよう、日向くん、七海さん」

日向「あぁ、おはよう狛枝」

七海「…………むー。ねぇ、日向くん」

狛枝「見てよ、この雲ひとつ無い快晴を! 今日も希望に満ちた朝だよね!」

日向「いつも大げさなんだよ……」

七海「日向くん」

日向「狛枝、早くレストランに行こう。今日は朝から無性に腹が減ってさ」

狛枝「そうだね。ああ、ボクみたいなゴミクズが皆と朝食を共にできるなんてーー」

七海「………………」

5 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:23:15.36 aRCOt3Iz0 3/22
レストランーー
小泉「日向に無視されてる?」

七海「……と、思うよ」

終里「気のせいなんじゃねーの?」

澪田「千秋ちゃんにゾッコンLOVEな創ちゃんが無視するなんて絶対ありえねーっす!」

西園寺「まーねー。いっつも見てて吐き気がするくらい、リア充オーラまき散らしてるしねー」

七海「…………?」

小泉「あ、自分で気付いてないんだ……」

7 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:27:04.00 aRCOt3Iz0 4/22
ウサミ「みなさーん、今日は自由行動でちゅ! 休むもよし、働くもよしでちゅ!」

左右田「つまりいつも通りってことじゃねーか」

ウサミ「そうでちゅ。今日もみんなどんどん仲良くなってくだちゃい! らーぶ、らーぶ♪」

弐大「健康の秘訣は快食・快眠・快便じゃあ!! クソしたらひとっ走り行くかのう!」

終里「置いてくなよ弐大のおっさん、オレも付き合うぜ!」

九頭龍「うるせぇ連中だな……ペコ、俺らは海でも見に行くか」

辺古山「はい…………えっ?」

九頭龍「い、言っとくけど、で、ででデートとかじゃねぇぞ! 貝殻の収穫に行くだけだからな!」

辺古山「……ふふ。承知しました、ぼっちゃん」

8 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:30:06.70 aRCOt3Iz0 5/22
左右田「クソ、どいつもこいつもイチャイチャしやがって! 俺だって負けてらんねぇ! ソーー」
ソニア「田中さん、今日はスーパーに行きませんか?」

田中「いや、それより破壊神暗黒四天王への供物が終焉を迎えようとしている。一大事だ」

ソニア「あそこにはペットの餌も売ってます。だからお誘いしたのですよ」

田中「ほう。この刹那の間でそこまで見極めていたとは、貴様は良い斥候になれるな」

ソニア「ありがとうございますっ。さぁ、行きましょう!」
左右田「………………」

9 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:32:51.94 aRCOt3Iz0 6/22
十神「哀れな愚民め。勝負の土俵にすら立てんとはな」

左右田「うっせうっせ! こっそり見てんじゃ…………ん?」

七海「………………」

左右田「おい、どうした七海。なんで一人なんだ? 日向はどうした?」

七海「……左右田くん」

11 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:35:35.00 aRCOt3Iz0 7/22
左右田「ーーぶはっ! ぶわははははは!!」

七海「……笑い事じゃないもん」

左右田「ないない、それはない! 日向が七海を無視するなんて天地がひっくり返ってもねーよ!」

七海「でも、今だって先にどこかに行っちゃったよ?」

左右田「そりゃあ一人になりたい日だってあるだろ。彼女なら察してやれよ」

七海「……カノジョ?」

左右田「え? だってお前ら、付き合ってるんだろ?」

七海「…………」フルフル

左右田「………………えー」

13 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:40:23.36 aRCOt3Iz0 8/22
図書館ーー
日向「さてと……今日は読書でもしながら、のんびり過ごすかな」

七海「……日向くん」

日向「…………」

七海「隣、座ってもいいかな」

日向「…………」

七海「……勝手に座るよ?」

日向「………………」

七海「………………」

16 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:44:33.84 aRCOt3Iz0 9/22
七海「……えっと。ちょっと、聞きたいことがあるんだ」

日向「………………」

七海「私……何か、したかなぁ……」

日向「………………」

七海「だとしたら、ごめんね。私、いつもこんな調子だから……どこかで、不愉快にさせたかも」

日向「………………」

七海「でも、わからないんだ」

日向「………………」

七海「私が……普通の人間じゃないから、かな……」

17 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:48:19.18 aRCOt3Iz0 10/22
七海「ねぇ、日向くん。私、日向くんと話ができないと、なんだか嫌な気持ちになるよ」

日向「………………」

七海「胸が締めつけられるような、何かを無くしたような……」

日向「………………」

七海「恋愛ゲームは苦手だけど、これが『悲しい』って気持ち……なんだと思う」

日向「………………」

19 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:53:11.27 aRCOt3Iz0 11/22
七海「私に悪いところがあったら、直すから。なにか言ってよ、日向くん……」

日向「………………」

七海「デートの途中にお昼寝しないように頑張る。ゲームの話もやめるよ? だから……」

日向「………………」

七海「ねぇ、日向くーー」

罪木「あ、あのぅ! なっ、七海さん、図書館では静かにした方がいいと思いますぅ……」

七海「…………そう、だね……」

日向「………………」

七海「………………」

罪木「ふゆぅ……」

24 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 00:57:21.14 aRCOt3Iz0 12/22
夕方 レストランーー
西園寺「あ、このウインナー美味しいじゃん」モグモグ

花村「でしょう? 良かったら僕の下半身のフランクフルトもご賞味あれ!」

西園寺「……キモ」

十神「汚らわしいポークビッツはしまっておけ、愚民が」ガツガツ

小泉「これが無ければ花村もマシなんだけどね……」

花村「いやぁ、そんなに褒めないでも……ムムッ!?」

十神「ん、どうした?」ガツガツ

25 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:00:57.45 aRCOt3Iz0 13/22
日向「………………」モグモグ

七海「………………」カチャカチャ

花村「そこぉ~~~~ッ!! なーにしちょるっぺかおんしらぁ!!」

日向「!?」

七海「…………?」

ウサミ「えっと、『何をしているんだお前達』と言ってるでちゅ」

澪田「今のは通訳なくても分かるっすよ!?」

ウサミ「ハッ!? な、なぜか自然と通訳してしまいまちた……」

26 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:03:42.48 aRCOt3Iz0 14/22
花村「そんな陰気な顔で、僕の笑顔満点になる料理を食べるなんて許さないよ!」

日向「…………」

花村「笑顔の無い食卓なんて……鶏さんの入ってない親子丼だよ!!」

終里「ただの卵丼だな!」

弐大「ぬうう、卵丼でもワシは一向に構わんぞ!」

九頭龍「花村が言いてーのはそういうことじゃねーよ、筋肉バカ共」

27 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:07:11.84 aRCOt3Iz0 15/22
左右田「……あの話、マジなのか」

九頭龍「あん? 何がだよ」

左右田「日向、七海から聞いたぜ。なんでもお前、七海を無視してるらしいじゃねーか」

小泉「え、あれって本当だったの!?」

左右田「俺もただの思い過ごしだと思ってたんだけどよ。今まさに、そんな状態っつーか……」

日向「………………」

七海「………………」

30 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:10:55.15 aRCOt3Iz0 16/22
罪木「そ、それに今日、図書館で本当に日向さんが無視してるのを見ましたぁ」

西園寺「ゲロブタは黙ってな! 息がクセーんだよ!」

罪木「ふゆぅ! す、すみませぇん、私なんかが喋ってごめんなさいぃ……」

澪田「でっ、実際のとこどーなんっすか、創ちゃん!?」

日向「……お前らには関係ないだろ」

九頭龍「なんだと?」

ソニア「ええーい、ひかえおろう!!」

日向「!?」

ソニア「お二人は大切なご友人ですので! その不仲を見過ごしては武士の名折れというものです!」

七海「……ソニアさん」

31 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:13:59.52 aRCOt3Iz0 17/22
七海「でも日向くんはもう、私のことなんて……」
日向「…………それは違うぞ!!」
七海「!?」

澪田「うっぴょー! 名言きたっすよ!」

左右田「やっぱり何か理由があるんだな!」

日向「もちろんだ……別に七海が嫌いになったわけじゃない! ただ……」

七海「……ただ?」

32 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:18:18.46 aRCOt3Iz0 18/22
日向「七海……昨日、一緒にスーパーに行って、俺が水着をプレゼントしただろ」

七海「…………? う、うん……プレゼントなんて初めてだったから嬉しかった」

日向「でもその後で海に行ったのに、その水着、着てくれなかったよな……」

七海「それは……」

日向「だからそれが悔しくて、つい嫌がらせをしてしまった……ごめん!」

七海「えっ」

小泉「えっ」

左右田「えっ」

十神「これも毒味しておこう」ガツガツ

34 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:20:38.99 aRCOt3Iz0 19/22
日向「俺のセンスが悪くて、七海に気に入ってもらえなかったのかと思ったんだ……」

七海「……それは違うよ、日向くん」

日向「え……」

小泉「あのね、日向……女性物の水着は、普通は一度洗ってから使うもんなの」

ソニア「ええ。一度水に浸して、縮んだり、透けたりしていないかを確認するんです」

左右田「ソニアさんの透けた水着ですか!?」

田中「むう……」

辺古山「たとえプレゼントされた物とはいえ、貰ってすぐ着る度胸は流石の私にも無いな」

西園寺「日向おにぃ、そんなことも知らないの? もしかして童貞?」

日向「………………」

38 : 以下、名… – 2013/11/07(木) 01:25:21.25 aRCOt3Iz0 20/22
七海「だから……今度海に行った時は、ちゃんと着ていくつもり」

日向「な、なんだ……そうだったのか」

七海「日向くんは色々教えてくれるけど、知らないこともあるんだね」

日向「七海に比べたら、知らないことだらけだよ」

七海「ふぁぁ……なんだか、安心したら眠くなってきちゃった……」

日向「寝てもいいぞ。コテージまで運んでおいてやるから」

七海「うん…………」
小泉「……本気で心配しただけ無駄だったね」

十神「フ……俺には分かっていたがな」

左右田「アホらし。つか、なんでこいつら付き合ってねーんだ……」

終里

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