【苗木こまるSS】こまる「冬子ちゃんと十神さんと私」

2 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:08:16.89 8SDHPGdRO 2/110

~エピソード1:風呂~
十神「おい腐川、お前はいつになったら風呂に入ることを覚えるんだ」ガミガミ
腐川「すみません……」
十神「風呂には毎日入れ、馬鹿者」
腐川「はい」
十神「未だにジェノサイダーのときしか風呂に入らないのか?いい加減にしろ」
腐川「はい」ショボン
こまる「……」イラッ

3 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:09:27.55 8SDHPGdRO 3/110

苗木(十神クン、腐川さんのためを思って言ってるんだろうけど……)

こまる「ねーねー!冬子ちゃーーん!!」
腐川「な、なによ」ショボン
こまる「一緒にお風呂入ろー?洗いっこしよー?」
苗木(こまる!?)
腐川「は、はぁ!?」
こまる「ほら、早くいこーいこー!」グイグイ
腐川「仕方ないわね……もう」
こまる「……」チラッ

十神「??」
こまる「……」ニタァ
十神「……」イラッ

4 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:10:26.35 8SDHPGdRO 4/110

こまる「ていうか、これから毎日一緒にお風呂はいろー?」

十神「……」

こまる「毎日洗いっこだねー!やったー!」

十神「……」

こまる「冬子ちゃんと毎日お風呂入れるなんて幸せだよーーー!!」
腐川「ちょ、馬鹿!声が大きいわよ、恥ずかしいじゃない!」
こまる「えへへー」
十神「……」イライライライライライラ
苗木(つよい)

5 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:12:07.38 8SDHPGdRO 5/110

~エピソード2:お供~
腐川「白夜様ぁ!」
十神「あぁ、腐川か」
腐川「白夜様ぁ、今日も麗しいですぅ」キラキラ
十神「フン」チラッ

こまる「……」
腐川「図書室ですか?お供しますぅ!」ハァハァ
十神「そうか」ニタァ
こまる「……」イラッ

6 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:13:29.37 8SDHPGdRO 6/110

腐川「そのとき、こまるが」

十神「そうか」
腐川「しかも、こまるときたら」

十神「……」
腐川「もう、こまるの奴ってば」

十神「…………………」
こまる「ゴホンッ」

十神「!?」
こまる「……」ニタァ
十神「……」イラッ

7 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:15:34.86 8SDHPGdRO 7/110

腐川「そういえば、この間こまると映画を観たんですけど、」
十神「あぁ」
腐川「こ、今度……白夜様と一緒に……観れたら……もしよろしければ……//」モゴモゴ

こまる「!?」
十神「……」ニタァ
こまる「……」イラッ

8 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:17:18.79 8SDHPGdRO 8/110

~エピソード3:映画~
十神「腐川、映画が観たいと言っていたな?」
腐川「ふぁ、ふぁいいい!!」ハァハァ
十神「明後日なら暇潰しに付き合ってやる」チラッ
こまる「……」
十神「フン」ニタァ
こまる「ふっ」ニタァ
十神「!?!?」

9 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:19:29.77 8SDHPGdRO 9/110

腐川「す、すみません、白夜様ぁ……その日は……こまると約束があって…」
十神「!?」チラッ
こまる「クレープ食べに行くんだよね?冬子ちゃん!」ニタァ
十神「……」イラッ
こまる「楽しみだねぇ、クレープ屋さんなんてデートみたいだね!っていうかデートだよねぇ!わくわくするなぁー!」
腐川「ちょっとこまる、はしゃぎすぎよ」
こまる「だってぇー!クレープ屋さんなんて本当、何年ぶりって感じだもん!しかも冬子ちゃんと一緒なんて!」

十神「……」イライライライライライライライライライライライライラ

10 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:21:00.24 8SDHPGdRO 10/110

~エピソード4:バレンタイン~
腐川「白夜様、あのぉ……その」
十神「どうした」
腐川「チョコレートを作ったんですけど、た、食べていただけま………………………………………………せんよね。すみません」
十神「……」
苗木(まだ十神クン何も言ってないのに)

11 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:23:30.62 8SDHPGdRO 11/110

腐川「白夜様のようにグルメな方が、あたしなんかが板チョコを無意味に溶かして無意味に型取りして無意味に固めたような手作りかどうかの判断としてもギリギリアウトなチョコレートを食してくださるはずがないのよ………」
十神「……」←プライドが高いために、自分から食べたいとも言えないし、実際のところ特に食べたい訳でもないが、かと言ってそのチョコレートが巡り巡ってこまるの胃袋に入るのもなんとなく気に入らないからどうしたらいいか分からない御曹司
こまる「冬子ちゃんどうしたの?あっ、それもしかして冬子ちゃんの手作りチョコ!?」チラッ
十神「!?」
こまる「食べたーい!ねぇ、冬子ちゃん、頂戴?」ニタァ
十神「……」イラッ

13 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:25:22.80 8SDHPGdRO 12/110

苗木「あ、あの、腐川さん。それって一つしかないの?ほら、こまるの分は別にあるとかさぁ!」
腐川「は、はぁ?何言ってるのよ。今日は……バ、バレンタインデーなのよ……これが唯一のチョコレートに決まってるじゃない!!」
こまる「!!」ガーンッ
十神「フン」ニタァ
こまる「うぐぅ」イラッ
苗木(やってしまった感)

14 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:28:42.30 8SDHPGdRO 13/110

こまる「私は冬子ちゃんに友チョコ作ったよ………」シュン
腐川「友チョコ?」
こまる「そ、そう!! 友チョコ!! そっか、冬子ちゃんは友チョコを知らなかったんだね!! うん、最近は友達同士でチョコを交換する友チョコっていうのが流行ってるんだよ!!」
腐川「そうなの?……もっと早く教えなさいよ。それなら用意したのに」
こまる「えへへー!」チラッ
十神「……」
こまる「嬉しいなー!」ニタァ
十神「……」イラッ

15 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:29:48.02 8SDHPGdRO 14/110

腐川「あ、ちょうどよかった。板チョコ買いすぎて余ってるのよ」
こまる「えっ」
腐川「冷蔵庫に入ってるから食べていいわよ。友チョコとして」
こまる「えっ」
十神「よかったな、友チョコがもらえて」ニタァ
こまる「……」イラッ

16 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:31:33.54 8SDHPGdRO 15/110

こまる「その手作りチョコ!!十神さんに渡さないなら、私が」
十神「おい腐川」
腐川「は、はい……」
十神「俺は甘い物が食べたい。仕方が無いからお前のソレで我慢してやる」
腐川「びゃっびゃ、びゃ、白夜しゃまぁぁ~~~~~~~!!!」ハァハァ
十神「フン」ニタァ
こまる「……」イラッ

17 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:33:35.40 8SDHPGdRO 16/110

~エピソード5:殺人鬼~
こまる「あ、ジェノサイダーさん。ちょうどよかったぁ!これから一緒にお昼ご飯、食べない?」
ジェノ「……おいおい、でこまるぅ。お前さぁ、分かってて言ってんのかぁ?」
こまる「ふぇ?」
ジェノ「アタシは~、生粋の殺人鬼なんだっつーの!あんまーり、馴れ馴れしくしてんじゃねーぞ?」
こまる「……」

18 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:34:58.51 8SDHPGdRO 17/110

ジェノ「つーわけで、アタシをあの根暗と同等に扱ってんじゃねーよ」

こまる「……」
ジェノ「……」

こまる「……」
十神「おい、ジェノサイダー」チラッ
ジェノ「はぁいっ、マイダーリンッ!お呼びかしらーんっ」
十神「……」フッ
こまる「うぅ」シュン

19 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:36:33.34 8SDHPGdRO 18/110

こまる(ジェノサイダーさんと冬子ちゃんは、記憶は引き継げないけど、知識と感情は共有してるん、だよね)

こまる「……ねぇ、冬子ちゃん」
腐川「なによ」
こまる「私のこと、大事?友達って思ってる?」
腐川「な、なんなのよ急に!」
こまる「私はね! 冬子ちゃんが大好きだし、とっても大事だよ! 冬子と友達になれて凄い嬉しいし、一緒にいて楽しいよ!!」
腐川「な、なんなの……恥ずかしい奴ね」

20 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:37:51.29 8SDHPGdRO 19/110

腐川「そりゃ、勿論……あたしもそう思ってるわよ」
腐川「あんたのお陰で、あたしだって成長できたって……思う…し……その、感謝してるわ」カァァ
こまる「冬子ちゃん……!」ウルッ

こまる(じゃあ、ジェノサイダーさんはどうして……)

21 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:39:46.06 8SDHPGdRO 20/110

こまる(そもそも……ジェノサイダーさんの感情は腐川さんの感情で、ジェノサイダーさんは殺人鬼で……)
こまる(だったら、冬子ちゃんは人殺しをしたいってこと……だよね?)

腐川「こまる?」
こまる「あっ…」
腐川「具合でも悪いの?」
こまる「ううん……」
こまる(そんなの……信じられないよ)

22 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:40:54.59 8SDHPGdRO 21/110

こまる「冬子ちゃん……」
腐川「何よ、あんた今日少しおかしいわよ」
こまる「私、何があっても冬子ちゃんの味方だよ!友達だよ!」ギュッ
腐川「……!」ギュッ

苗木(入りにくいなぁ)

23 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:41:53.15 8SDHPGdRO 22/110

~エピソード6:水溜り~
こまる「うわー!冬子ちゃん見て見て!外におっきな水溜りができてるよー!」
腐川「それが何よ」
こまる「えー?こういうのみて、冬子ちゃんはワクワクしないのぉ?」
腐川「あんたはこういうの見てワクワクするのね……」
こまる「ほら、行こうよ!水溜りはね、踏むとビシャビシャして気持ちいいんだよ!」グイッ
腐川「ちょっと、こまる……!」

24 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:43:09.17 8SDHPGdRO 23/110

こまる「えーいっ!」ビシャ
腐川「水を踏んで何が楽しいのよ……」
こまる「楽しいよ!ほら冬子ちゃんもやってみなよ!」
腐川「……」ピチャッ

腐川「こ、これは!!」
こまる「ね?ね?楽しいよね!?」ビシャ
ビシャビシャ!!
ビシャビシャビシャビシャ!!

25 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:44:42.97 8SDHPGdRO 24/110

――――――
――――
――

十神「何か言い訳はあるか?」
腐川「……」

こまる「……」

十神「服を汚すな!!」
腐川「はい」

こまる「はい」

十神「俺にこんな当たり前のことを言わせるな」
腐川「すみません……」

こまる「ご、ごめんなさい」

26 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:45:50.14 8SDHPGdRO 25/110

~エピソード7:秘密~
こまる「ねぇお兄ちゃん、冬子ちゃん知らない?」
苗木「今日は見てないよ。いないんじゃないかな」
こまる「そっかぁ……」
十神「……」チラッ

27 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:47:02.51 8SDHPGdRO 26/110

こまる「十神さん」
十神「その嫌悪感丸出しな顔は何だ」
こまる「冬子ちゃん、時々いなくなりますよね?」
十神「それがどうした」
こまる「冬子ちゃんは、そういうとき、どこで何をしてたのか、いくら聞いても教えてくれない」
十神「あいつにもプライバシーがある」
こまる「だけど、十神さんは知ってる!!」
十神「……」

28 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:49:16.88 8SDHPGdRO 27/110

こまる「私に言えないようなこと、冬子ちゃんにさせてないですよね?」
十神「……」
こまる「ジェノサイダーさんを制御できるようになったからって、一人で危険なことさせてないですよね?」
十神「……」
こまる「変な実験とかさせてないですよね?」
十神「……」
こまる「……もういい」
十神「……」

29 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:51:10.68 8SDHPGdRO 28/110

こまる「冬子ちゃーん!お・か・え・り♪」
腐川「うわっ、なによ、そのテンション」
こまる「今日、冬子ちゃんに会えなくて寂しかったよぉーっ!どこ行ってたの?」
腐川「……別に、ちょっとブラブラしてただけよ」
こまる「……」
腐川「心配しないで」
こまる「うん」ギュッ

30 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:52:42.71 8SDHPGdRO 29/110

~エピソード8:アベック~
腐川「白夜様ぁぁ~~ん!!」
十神「フッ」ニタァ
こまる「うぅ……」ギリッ
苗木「あ、あれ、こまる。今日は大人しいな」

苗木(いつもなら十神クンに挑発したりするのに)
こまる「うん、今日はね。十神さんと私、冬子ちゃん自身がどっちを選ぶか、十神さんと勝負してるの」
苗木「え!?よく十神クンがそんな勝負受けたね……」
こまる「いや、一方的に勝負してるだけだけど」

31 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:56:06.89 8SDHPGdRO 30/110

苗木(でも十神クン、負けず嫌いだから一方的にふっかけられた勝負だとしても負けたくないんだろうなぁ……)

腐川「白夜様ぁ、コーヒー淹れました」
十神「そこに置け」
腐川「はいぃぃ」ハァハァ
苗木(今日は腐川さんに優しい気がするし)

十神「腐川、今日はそこにいろ。いいな?離れるなよ」
腐川「ふぴゃっ!?!? 白夜様がぁ……ふぇ、こ、これは夢なの……? 夢なのかしら……な、なんて幸せなぁ…」ハァハァ
十神「今日の俺は読書漬けだと決めている。お前を使用人代わりに使ってやろうと言っているんだ」
腐川「ありがたきひあわへぇ~」ハァハァ
十神「……」ニタァ
こまる「……」イラッ

苗木(やばい、十神クン思った以上に本気だ)

32 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:57:53.04 8SDHPGdRO 31/110

苗木「でも、腐川さん最近綺麗になったよね」

こまる「……」
苗木「こまると仲良くなって、よく笑うようになったし、お風呂にも入ってるみたいだし」

こまる「……」
苗木「ジェノサイダーも抑え込めるようになってるし、もう普通に恋愛したっておかしくないよね」

こまる「……」
苗木「こうやって、十神クンと腐川さんが並んで座ってるのを見ると、結構お似合いだよね」
こまる「お兄ちゃん黙れ?」

33 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/17 23:59:08.49 8SDHPGdRO 32/110

こまる(惨敗だよ……)
こまる「うぅ……冬子ちゃん……」トボトボ
腐川「どうしたのよ」
こまる「冬子ちゃん! 冬子ちゃん冬子ちゃん冬子ちゃーん!!!」ギュッ
腐川「うわっ!いきなり何なのよ」
こまる「すぅぅーーーはぁーースゥゥウーーハァーーー」
腐川「」

34 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:00:41.34 lbCm76yTO 33/110

腐川「あたし……あんたに何かしたかしら」
こまる「え?」
腐川「今日一日、ずっと睨んでたじゃない」
こまる「いや、あれは」
腐川「いつもみたいに話しかけてこないし……何か…怒ってるの?」
こまる「冬子ちゃん……」
腐川「こまる」
こまる「大好きだよぉ冬子ちゃーん!」チュチュ
腐川「うわっ、あんた犬みたいね」
苗木(え?犬?……え?)

35 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:01:50.07 lbCm76yTO 34/110

~エピソード9:名前~
十神「おい、苗木妹」
こまる「……前から思ってたんですけど、私だって苗木です」
十神「苗木と被るだろ」
こまる「じゃあ名前で呼んでください!」
腐川「駄目よぉおおお!!」ギリッ

36 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:02:56.47 lbCm76yTO 35/110

腐川「あんた、白夜様に名前で呼ばれるだなんてそんな羨ましいことを企んでるの!?」
こまる「でも、十神さん以外はみんな名前で呼んでくれてるし」
腐川「駄目よ!絶対駄目!駄目駄目駄目駄目駄目ぇ!!」
こまる「むぅ」
十神「俺をくだらんことに巻き込むな」

37 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:04:26.78 lbCm76yTO 36/110

葉隠「腐川っちも大変だべ」
苗木「なんかうちの妹が迷惑かけてて申し訳ないけど」
葉隠「友達が好きな人と仲良くなるのが複雑な腐川っち、青春してんなー」
霧切「なるほどね」
苗木「十神くん頑張れー」

38 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:06:08.38 lbCm76yTO 37/110

~エピソード10:百合の花~
こまる「十神さん、実際冬子ちゃんのことどう思ってるんですか」

十神「……」
こまる「無視しようったって、そうはいきませんよ」

十神「……」
こまる「十神さん、冬子ちゃんに惚れられてるからって、たかをくくってますよね?」

十神「……」
こまる「十神さん、冬子ちゃんとどこまでいってるんですか?」

十神「……」
こまる「キスはしましたか?」

十神「……」
こまる「……したんですね」
十神「してない!!!!」ガタッ

39 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:07:52.48 lbCm76yTO 38/110

~エピソード11:百合の花②~
こまる「ククッ」

十神「……」
こまる「かかりましたね、十神さん」
十神「なん……だと……?」
こまる「私はあります」ドヤァ
十神「は?」
こまる「私は冬子ちゃんと何度も何度もキスしてますから!!」ドヤァ
十神「!?!?」
こまる「勝った」ニタァ

40 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:09:40.51 lbCm76yTO 39/110

~エピソード12:聞けないこと~
十神「おい、腐川」
腐川「はい、白夜様っ」
十神「お前、」
腐川「はい!」
十神「苗木妹と……」
腐川「こまると……何ですか?」
十神「キ……」
腐川「……?」
十神「キ………………霧切を知らないか」
腐川「こまるは食堂で、霧切は資料室にいました」
十神「そうか」

41 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:11:25.19 lbCm76yTO 40/110

~エピソード13:百合の花③~
こまる「冬子ちゃ~ん、お風呂はーいろっ!」
腐川「そうね」

十神「……ッ」ピクッ
葉隠「十神っち残念だべ?」

十神「……」
葉隠「一緒に風呂入れるのは同性の特権だもんな」

十神「……」
葉隠「実際、あの二人の入浴現場見たいんだよな?」

十神「違う」
葉隠「いやでも」

十神「違う」
葉隠「十神っち」
十神「少なくともお前とは違う」

42 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:13:28.38 lbCm76yTO 41/110

~エピソード14:百合の花④~
朝日奈「腐川ちゃんとこまるちゃん、今お風呂行った?」

霧切「ここにもいないようね」
葉隠「おう、さっき行ったべ」
朝日奈「そっかぁ~、じゃあお風呂入れるの一時間後かな」

霧切「そうね……」
葉隠「そんな狭くねーし、一緒に入ればいいんじゃねーか?」
朝日奈「えー。でもねぇ?霧切ちゃん」

霧切「そうよね。邪魔しちゃ悪いし」
十神「……ッ」ピクッ

十神「……………………………………」

43 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:14:55.06 lbCm76yTO 42/110

~エピソード15:聞けないこと②~
十神「腐川」
腐川「はい、白夜様ぁ!」
十神「お前、苗木妹と……」
腐川「はい」
十神「風呂で………………………」
腐川「??」
十神「いや、その」
腐川「白夜様?」

44 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:16:48.16 lbCm76yTO 43/110

腐川「あッ!!」
十神「な、なんだ」
腐川「大丈夫です、白夜様!! あたしちゃんと洗ってます!!」

十神「いや、」
腐川「隅々まで!! 体の隅々まで洗ってますから!!」

十神「ちが、」
腐川「サボってません!! 白夜様に言われた通り、いつも綺麗な身体です!!」

十神「ふか」

腐川「こまるに擦られてます!! 隅々まで!!」

十神「」

45 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:18:26.18 lbCm76yTO 44/110

~エピソード16:言えないこと~
こまる「冬子ちゃーん、あーそーぼー」
腐川「仕事中だからちょっと待ってなさい」
こまる「私も手伝うよぉ」
腐川「あ、ありがと……//」

こまる「えへへ//」
十神「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

46 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:19:45.51 lbCm76yTO 45/110

苗木「十神クン、悩みでもあるの?」
十神「は?」
苗木「いや、ごめん。無いならいいんだけどさ」
十神「……」
苗木「十神クン、その本逆さまだよ」
十神「…………………………………」
苗木「あの、なんでも相談してね?」

47 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:20:55.47 lbCm76yTO 46/110

十神「お前は気にするな」

苗木「え、でも」
十神「お前は気にするな」

苗木「だけどさ、ボクでも聞くくらいはできるし」
十神「………………」
十神「いや、お前は気にするな」

苗木「とが」
十神「お前が! 聞くな!」

48 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:22:41.92 lbCm76yTO 47/110

~エピソード17:秘密②~
こまる「冬子ちゃん……」

こまる(今日も…いないなぁ……)

こまる「………」
十神「……」
こまる「……」ジッ
十神「……」

49 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:24:25.63 lbCm76yTO 48/110

腐川「……」テクテク
十神「戻ったのか」

腐川「はい、さっき」
十神「……」

腐川「………………」ジワッ
十神「腐川」

腐川「すみませ……うっ…ぐす」ポロポロ
十神「好きに泣けばいいだろ、馬鹿馬鹿しい」つ【ハンカチ】
腐川「白夜様ぁ……白夜様ぁ……」グスグス

50 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:25:57.28 lbCm76yTO 49/110

十神「苗木妹なら部屋にいる」

腐川「はい」
十神「……行かないのか」
腐川「こんな顔……見せられ…ないし……」グスグス
十神「……」
腐川「こまるには…触れてほしく、ないんです……だから」
十神「そうか」

51 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:27:43.83 lbCm76yTO 50/110

~エピソード18:マッサージ~
十神「……?」

苗木「なんか、そっちの部屋から音が聞こえるね」
十神「仕事の邪魔だな。静かにさせる」スタスタ
部屋<アッアッ、こまる、や、んっ、ん、んんぅ……ふは、こまる……もっと、優しく……
十神「」

52 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:28:54.78 lbCm76yTO 51/110

苗木「十神クン?どうしたの。中に誰かいるんだよね?」スタスタ
十神「そこを動くな!!」

苗木「え、なに」
十神「俺の部屋に行くぞ」

苗木「十神く」
十神「今日一日お前は俺の部屋にいろ分かったな拒否権はない」

苗木「とが」

54 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:30:47.78 lbCm76yTO 52/110

~エピソード19:言えないこと②~
苗木「こまると腐川さん、本当仲良しだよね」

十神「……」
苗木「こまるに『友達』が出来たのも嬉しいし、腐川さんに『友達』が出来たのも嬉しいし」

十神「……」
苗木「微笑ましいよね」ニコニコ
十神「苗木」

苗木「ん?」
十神「……………………………いや」

55 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:33:06.06 lbCm76yTO 53/110

~エピソード20:混乱~
腐川「白夜様ぁ!」ハァハァ
十神「……」
腐川「今日も麗しいですぅ……ハァァン…白夜様ぁ……たくましいその腕…腕まくり……嗚呼素敵ぃ…」ハァハァ
腐川「その腕にぃ……抱かれたりなんかした日には………はぁ、ダメよぉ冬子ぉ……」ハァハァ

十神「……」チラッ
こまる「……」ギリッ

56 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 00:35:36.12 lbCm76yTO 54/110

十神「腐川、お前」
腐川「ふぁい、白夜様ぁ」ハァハァ
十神「お前、どういう……つもり」
腐川「ふぇ?」ハァハァ
十神「お前と苗木妹は……いや、」
腐川「白夜様?」
十神「もういい、頭が痛い」
腐川「大変!!白夜様ぁ!!この冬子が、冬子が看病をぉぉぉ~~」ハァハァ

58 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 19:22:21.56 lbCm76yTO 55/110

~エピソード21:交換日記~
『でこまるがスゲー熱烈な眼差しで見つめてくるんですけどー。』
『あんたはどうしてんの? 冬子』
『白夜様が構ってくれるしィー!白夜様と愛を育んでるわー!キャッハー!』
『は?詳しく教えなさいよ。 冬子』
『アッ…アンッ、白夜様ぁ~だめよそんなばっちぃところ……』
『は? 冬子』
『あ?』

59 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 19:23:08.93 lbCm76yTO 56/110

『すぐバレる嘘つかないで。 冬子』
『白夜様に確かめたっつーのかよ』
『そんなことしなくても分かるに決まってるでしょ。馬鹿じゃないの。 冬子』
『一瞬信じた癖に生意気~~』
『信じてないわよ。 冬子』
『そういえばー、でこまるがー』
『こまるが?何よ。 冬子』
『あ~~~~あんたには内緒~~~~~~~』
『教えなさい。 冬子』

60 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 19:23:57.23 lbCm76yTO 57/110

『あ?うぜー』
『……教えないならいいわよ。余計なこと喋ってないなら別に。 冬子』
『お前これからもずっとそんな根暗なわけ?』
『そうよ。 冬子』
『感情共有してるアタシの身にもなりやがれ』
『それは私の台詞でもあるから。 冬子』
『アタシは元々あんたなはずですけどー……って考えたら寒気がしてきた!どうしてくれんだ!』
『そうよね。 冬子』

61 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/18 19:25:43.63 lbCm76yTO 58/110

『根暗うぜー』
『そうね。 冬子』
『そーいうのがうぜぇ。嫌いなやつ。テメーが嫌われてるやつそれ。まじうぜー』
『いいのよ。愛してもらったことなんかないんだから、

ジェノ「『今更求めないわよ。冬子』……ね」

トントンッ

こまる「冬子ちゃーん、お茶しなーい?」

ジェノ「……はぁ、」

64 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/23 01:35:12.61 WWvQQOR4O 59/110

エピソード22:阿吽の呼吸
こまる「冬子ちゃん」

腐川「……自分で取りなさいよ」つ【醤油】

こまる「えへへ」
腐川「あ、こまる」

こまる「うん! 手伝うよ!」

腐川「いつも悪いわね」
十神「…………」

65 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/23 01:36:14.27 WWvQQOR4O 60/110

十神「おい、腐川」

腐川「は、はい!」
十神「……」

腐川「白夜様?」
十神「……」

腐川「あの、何でしょうか」
十神「……………」
十神「……コーヒーを持ってこい」

腐川「はい!」

66 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/29 01:47:17.90 5BkG2Zb5O 61/110

エピソード23:誤解
苗木「ハァ……全くもう」

十神「??」
苗木「聞いてよ、十神クン!! こないだこまるったらさぁ」

十神「……」

苗木「ずっと腐川さんにキスしてるもんだから、目のやり場に困っちゃったよ」

十神「ブフォッ、ゲホォッ、ゴホッ……」
苗木「だ、大丈夫?」

67 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/29 01:48:38.89 5BkG2Zb5O 62/110

十神「……それで?」

苗木「え?」
十神「お前はいいのか」

苗木「何が?」

十神「……………あいつの兄として」
苗木「あぁ……うん、腐川さんには申し訳ないと思ってるんだけどね。腐川さんも嬉しそうだからいいかなって」
十神「いや、そうではなくて、お前は」

苗木「でも、ほっぺにチューってやっぱりスキンシップにしても過激だよね」

十神「ほっぺに」
十神「ほっぺに」
十神「ほっぺに」
十神「ほっぺに」

苗木「どうしたの」

70 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/29 15:47:40.92 JLDSHFRiO 63/110
まぁそうなんですけど、腐川さんが十神くんにホの字なのは周知の事実ですので……
71 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/29 15:48:49.16 JLDSHFRiO 64/110

エピソード24:勢い
十神「おい、腐川!!!」
腐川(!? お、怒ってらっしゃるわ……あたし何かヘマしたかしら……アッアッ…でも白夜様になら折檻されてもいい……むしろされたい)ハァハァ
十神「貴様、苗木妹とはどういう関係だ!!」
腐川「えっ!? と……友達です」
十神「ただの友達がキスなどするか馬鹿者!! 気色悪い!! 二度とするな!!」
腐川「えっ!? えっ、えぇ!?」

72 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/29 15:51:15.65 JLDSHFRiO 65/110

――
――――
――――――
こまる「……十神さん、冬子ちゃんに何を吹き込んだんですか」

十神「……」
こまる「顔を近づけるとよけられるんですけど」

十神「……」
こまる「うぅ」

十神「……」
こまる「まさか十神さん!? 冬子ちゃんと付き合いはじめt」

十神「ない」
こまる「だからヤキモチ妬いt」

十神「ない」
こまる「とうとう冬子ちゃんに惚れたんですn」

十神「ない」

73 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:03:14.62 93m4vf9wO 66/110

エピソード25:禁句
腐川「……」ボロッ

こまる「どうしたの冬子ちゃん!! どうしてそんな泥だらけなの!!」
腐川「なんでもないわよ」

こまる「なんでもなくないよ!! 友達がボロボロになってるんだよ!?」
腐川「……」

こまる「ねぇ、いつもどこに行ってるの!? いい加減に教えてくれてもいいじゃん!!」
腐川「……」ピクッ

74 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:04:00.98 93m4vf9wO 67/110

腐川「関係ないっつってんでしょ」

こまる「でも、」
腐川「あんたのそういうとこ、ウザいって言ってんのよ」

こまる「えっ……」
腐川「……」

こまる「……」
腐川「………じゃ」スタスタ

75 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:05:11.51 93m4vf9wO 68/110

こまる「おにーちゃん……」

苗木「なんだよ」
こまる「お゙に゙ー゙ぢゃ゙ん゙!!」ブワッ

苗木「うわっ!? こまる!?」
こまる「おにーちゃーん!!」ヒシッ

苗木「なんなんだよ……ほら、よしよし」
こまる「冬子ちゃんにね、どこ行ってたのって聞いたらね、怒ってね」グス

苗木「あーー………」
こまる「お兄ちゃんも知ってるんだね」

76 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:06:10.67 93m4vf9wO 69/110

こまる「知ってるんだね」

こまる「知ってるんだね」
苗木「……いや、その」

こまる「どうして冬子ちゃんを危険な目に合わせるの……どうして誰も止めないの……!!」
苗木「危険な目? そんなことさせるわけないだろ!」

こまる「でも、冬子ちゃんボロボロになって帰ってきたんだよ! 泥だらけで!」
苗木「……それは、腐川さん自身の問題だよ」

こまる「……」

77 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:07:15.27 93m4vf9wO 70/110

こまる(まさか、ジェノサイダーさんがまた暴れてる……なんてこと、ないよね?)
こまる(十神さんともう人を殺さないって約束したんだもんね?)

こまる「冬子ちゃん、お昼はごめんね」

腐川「……べ、別に。気にしてないわ」
こまる「お風呂はいろ?」

腐川「そうね」

78 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:08:08.99 93m4vf9wO 71/110

腐川「……なによ。ジロジロ見ないでよ。どうせ歳上の癖に貧相な身体してるとか、お、思ってるんでしょ。あんたは誰に揉まれてそんなに育ったのよ」
こまる「何の話!?」

腐川「ふ、ふん……」
こまる(全身、怪我はないみたい。じゃあどうして泥だらけだったの……)
こまる(いつか絶対突き止めるんだからっ)

79 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:09:59.42 93m4vf9wO 72/110

エピソード26:独白
腐川「……」テクテク
腐川「あんたは、甘い物が好きだったわよね。でも、あんたとの思い出はしょっぱいものばかり」
腐川「あんたのこと好きだったのよ……本当だったのよ……なのに、あんたは……あたしを弄んだのよ」
腐川「許さないわ」
腐川「でもね、殺しちゃったことは悪いと思ってる、わよ。土下座だってなんだって、してやるわ。……お供え」

つ【クッキー】
腐川「ごめんなさい」

80 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:11:30.06 93m4vf9wO 73/110

腐川「あんた達のこと、殺したのはあたしじゃないって、開き直ってたわ」
腐川「だけど、アイツだってあたしなのよ。どう足掻いても、あたし」
腐川「あたしはきっと、ソレに気付けなかったから、ずっと一人だけ研究生のままだったのね」
腐川「……あの学園を出てから、ずっと不思議だった。あいつらの中には、強い希望があったのよ」
腐川「弾丸で撃ち込まれたような、強い希望がね」
腐川「あたしには、なかった。だから、」
腐川「……ううん、こっちの話よ」

81 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/01/30 07:17:33.73 93m4vf9wO 74/110

腐川「だけど、白夜様は……あ、あたしを見捨てたり、しなかったのよ。こんな、あたしを……」

腐川「ジェノサイダーを抑え込めるようなれば、大丈夫だって。あたしが、その言葉で、どれだけ嬉しかったか」

腐川「白夜様は、あんた達とは違うわ。全然違う」
腐川「それに、こまるっていう友達が出来て」

腐川「希望ってなんなのか、少し分かった気がするの。前に進むって、どういうことなのかって」

腐川「こんなこと、あんたに言うのは当てつけなのかもしれないけど、謝意はあるのよ」

腐川「また来るわ。何度だって謝る、わよ。……許さない、けどね」

87 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:03:44.48 /hl89G7GO 75/110

エピソード27:腐川冬子の憂鬱
腐川「……」テクテク
十神「……腐川、また行ってきたのか」

腐川「はい」
十神「苗木妹が探していた」

腐川「……はい」
十神「泥だらけだな」

腐川「すみません、服を汚すなって、前に」
十神「全くだ」

88 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:04:23.20 /hl89G7GO 76/110

腐川(最近、墓から帰ってくると、いつも白夜様が出迎えてくれる、ような気が)

腐川(気がするだけよ)

苗木「腐川さん、おかえり」

腐川「……ふん」
苗木「こまるなら情報室にいるよ」

腐川「聞いてないわよ」

腐川(とりあえず、部屋に戻って着替えなきゃ)

苗木「……」

89 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:05:11.05 /hl89G7GO 77/110

~腐川の部屋~
【交換日記】

腐川「……あ、更新されてる」

『いい加減にデコマルから逃げんのやめね?』

腐川「……………」

腐川「………………………………」

90 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:05:52.34 /hl89G7GO 78/110

エピソード28:苗木こまるの退屈
こまる(今日も冬子ちゃんいないなぁ~)

こまる(そろそろ帰ってくるころだと思うけど~)
こまる「そうだ! 暇だから十神さんでもからかって遊ぼう!」

十神「おい」

こまる「うひゃあ!?」

91 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:06:51.70 /hl89G7GO 79/110

こまる「急に表れないでくださいぃ!」

十神「この俺を玩具にしようとはいい度胸だな」
こまる「だって十神さんで遊ぶの楽しいしー」

十神「俺に対してそんな口を聞ける愚民は貴様くらいなものだ」
こまる「あれ? そうかな、朝日奈さんとよく十神さんの悪口で盛り上がるけど」

十神「……」ピキッ

こまる「じょーだんですよぉー」

92 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:07:33.15 /hl89G7GO 80/110

こまる「十神さんのことは尊敬してます」

十神「説得力のカケラもないぞ貴様」
こまる「本当ですよ! 忘れがちですけど、十神さんは私の命の恩人だし!」

十神「忘れがちとはなんだ忘れがちとは」
こまる「冬子ちゃんを取り合いするのも、結構楽しいです!」

十神「俺にそんなつもりはない一切ない」
こまる「ツンデレなとこも」

十神「おい」
こまる「それに、世界を救うために奔走してる十神さんは、やっぱりかっこいいですよ」

93 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:08:19.88 /hl89G7GO 81/110

エピソード29:十神白夜の溜息
十神「はぁ……」

こまる「な、なんですか!? 折角真剣に褒めたのに……」
十神「貴様と話していると疲れる」

こまる「私は、十神さんと話してると楽しいですよ!」
十神「……腐川ならさっき帰ったぞ。部屋にいる」

こまる「あ!! それ伝えに来てくれたんですか!?」
十神「ここに用があった。ついでだ」

こまる「やっぱり、ツンデレだ!!」
十神「はぁ……」

94 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:09:16.70 /hl89G7GO 82/110

エピソード30:腐川冬子の消失
コンコンッ

こまる「冬子ちゃーん!」
シーン……
こまる「あ、あれ?」
ドンドンッ

こまる「冬子ちゃーん? いるぅー?」
シーン……
こまる「……いないのかな」

95 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:10:19.58 /hl89G7GO 83/110

こまる(十神さんに嘘つかれた? いや、そんな意味ない嘘つかないよね)
苗木「あ、こまる」

こまる「お兄ちゃん、冬子ちゃん知らない?」
苗木「腐川さんなら、さっき帰ってきてたよ。部屋にいないの?」

こまる「返事がなくて」
苗木「んー? 僕も探してみるよ。すぐ見つかると思うけど」

96 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:11:10.86 /hl89G7GO 84/110

――――――
――――
――
こまる「冬子ちゃーん!!」
こまる「どこにも…いない……」

霧切「はぁっ……はぁっ…」

こまる「霧切さん!! そっちは!?」
霧切「……駄目、いないわ。腐川さん、恐らく外に出ているのよ。それだけに、大変ね」

こまる「え」
霧切「外出届が出されてないの。上にバレたら、大事になるわ」

97 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:11:51.27 /hl89G7GO 85/110

エピソード31:苗木こまるの暴走
十神「腐川が消えた?」

こまる「……うん」
十神「ふん、前例がないわけではない。あの事件のときも、腐川は未来機関に黙って俺についてきていたのだからな」

こまる「でもそれは、十神さんがいたからですよね」
十神「……」

こまる「冬子ちゃん、一人で失踪するなんて……私、心配で」
十神「……」

こまる「ねぇ、十神さん!! 緊急事態ですよね!? いい加減に冬子ちゃんがコソコソと何をしていたか、教えてくれてもいいんじゃないですか!?」

98 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:12:55.03 /hl89G7GO 86/110

十神「腐川は俺達で探す。お前は出しゃばるな」

こまる「出しゃばります! 私、冬子ちゃんの友達ですから!」

こまる「もういいです! 十神さんの馬鹿!!」ダッ
十神「……」

こまる(冬子ちゃんはきっと外にいる)

こまる(外の治安はかなりよくなってきてるけど、私一人じゃ、まだ外出届の許可は降りない)
こまる(……でも、)

こまる「待っててね、冬子ちゃん」

99 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:14:26.98 /hl89G7GO 87/110

エピソード32:十神白夜の動揺
霧切「……というわけで、腐川さんに続いて、こまるちゃんも失踪した訳だけれど」
十神「なんだと!?」

苗木「ご、ごめん。兄として謝るよ」
十神「チッ、ここの警備はどうなってる」

霧切「侵入するのは難しいはずよ。でも、脱出するのは楽かもしれないわね。監禁が目的の組織じゃないし。
とくにこまるちゃんは、警戒されないでしょうし」

苗木「十神君、どこに行くの?」
十神「……腐川の居場所なら、心当たりがある。そこに苗木妹がいるとは限らんが」
十神「仕方のない奴らだ」
霧切「柄にもなく焦っているみたいだけど?」

十神「……」

100 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:15:13.10 /hl89G7GO 88/110

~墓地~
十神(ジェノサイダー翔の被害者の墓地……一番近いのは、ここだな……)
十神「腐川! いるのか?」

こまる「十神さん」

十神「お前、」
こまる「……冬子ちゃん、いるのかな」
十神(何故こいつがここにいる……?)
こまる「どうして私がここにいるのかって、思ってますよね」

101 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:16:34.81 /hl89G7GO 89/110

こまる「すみません、十神さんなら冬子ちゃんの居場所、大体わかるかなって思って。後をつけてました……」

十神「……!」
こまる「十神さんに直接聞いても、きっと教えてくれない。だから、私が消えたフリをして、未来機関の近くではってたんです」

こまる「十神さんなら……冬子ちゃんを探しに真っ先に出てくるって、思いましたから」

十神「……馬鹿馬鹿しい」

こまる「その馬鹿馬鹿しい作戦に引っかかったのは、十神さんですけどね?」

102 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:21:47.84 /hl89G7GO 90/110

こまる「どうして冬子ちゃんが、お墓にいるって思ったんですか?」
十神「……」

こまる「冬子ちゃん、お墓参りでもしてたんですか?」
十神「オレに聞くな。本人に聞け。とりあえずは、あの馬鹿を探すぞ」

こまる「……はい」

103 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:22:28.68 /hl89G7GO 91/110
ジェノ「はァ~~ア」
ジェノ(感情を共有してるっつのも、考えもんよねぇ)

――逃げ出したい
ジェノ(つーか、逃げるったってどこに逃げるんだっつの)

ジェノ(とりあえずは近くの墓に来てみたけど)

こまる「冬子ちゃーん!!」
ジェノ(……墓地で叫ぶとか罰当たりじゃね?)

104 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:23:11.98 /hl89G7GO 92/110

十神「ジェノサイダー翔……」
ジェノ「あらま~! 見つかっちゃったわ~! さすがは白夜様っ」

十神「貴様ふざけるなよ。勝手なことはするなとあれほど、」
ジェノ「アタシばっかり叱らないでよダーリン! アタシの意思はアイツの意思でもあるんだから~」

十神「……」
こまる「冬子ちゃーん!! どこぉー!!」
十神「うるさい……」

105 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:23:59.85 /hl89G7GO 93/110

こまる「あっ! 冬子ちゃん!!」

ジェノ「根暗と一緒にすんな」
こまる「……心配したよ、一緒に帰ろう?」

ジェノ「近寄んないほうがいいんじゃねーの~?」ジャキーン
こまる「ジェノサイダーさん……?」

十神「ハサミをしまえ」
ジェノ「しまえと言われてしまうようなアタシじゃありませぇ~ん! ゲラゲラゲラゲラ~」

106 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:25:14.19 /hl89G7GO 94/110

十神「目的は何だ! まさか、また殺人衝動が」

ジェノ「あー、そんな感じじゃねーんだけどぉ、ん~~……」

こまる「怖くないもん!!」
ジェノ「あ?」
こまる「冬子ちゃんが私を殺すわけない……ハサミなんて怖くない!!」ジリジリ
十神「馬鹿! よせ!」

ジェノ「だ~か~ら~……アタシと根暗を一緒にすんなって、何度言ったら分かるんだっ!!」
ザクッ……

こまる「………え?」ポタッ

107 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:26:09.54 /hl89G7GO 95/110

こまる「痛い…痛いよぉ……痛いよぉ…………」ポタッ
ジェノ「あっ、ヤッベ、やっちまった! ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ~!」
十神「……腐川に代われ」

ジェノ「は~?」
十神「貴様では話にならん!」

ジェノ「代われと言われて代わるアタシじゃ」
十神「……」つ【コショウ】
ジェノ「ふぇーっぐじょん!!」

108 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:26:59.74 /hl89G7GO 96/110

エピソード33:腐川冬子の陰謀
腐川「あっ……ここはっ…」

十神「腐川、説明しろ」

こまる「うっうぅっ」ポタッ

腐川「こまる!? こまる、こまる……こまる!!」
こまる「だいじょーぶだもん……痛くなんかないもん……」

十神「擦り傷だ。腐川、それよりも説明を」

腐川「あ、あたしが…あたしがやったのね……あたしが……いやああああああああ!!」

109 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:27:56.25 /hl89G7GO 97/110

十神「落ち着け! またジェノサイダーに代わる気か!」
腐川「嘘よおおおおお!! 嫌ああああああああ!!」
こまる「十神さん! 早く冬子ちゃんを抱きしめてください!!」

十神「!?」
こまる「 早 く し な さ い 」ドンッ

十神・腐川「!!??」ぎゅっ
………………
腐川「あっ……ふぁぁぁああぃぁ……」

十神「」

110 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:28:58.77 /hl89G7GO 98/110

腐川「びゃくやしゃまぐにぬぶくぁwせdrftgyふじこlp」

十神(あの状態から、ジェノサイダーに変わらなかった……? 何故だ)

こまる「十神さん、いつまでも冬子ちゃんを堪能するなんt」

十神「おい腐川!! 何があった!!」

腐川「……ご、ごめんなさいぃ、あたしぃ……うぅ」
腐川「もう寂しいのは…嫌なんです……」

111 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:29:53.66 /hl89G7GO 99/110

こまる「どういうこと……? 相談してよ。私と冬子ちゃんは、友達なんだし」

腐川「友達だから言えなかったのよ」
腐川「あたしは、連続殺人犯なのよ。あんた、本当にその意味が分かってるの?」

こまる「知ってるよ、そんなこと。初めて会ったときにジェノサイダーさんの話はしたはずだよ」
腐川「知ってるかどうかをきいてるんじゃないのよ! 本当に分かってる? 理解してる?」
腐川「あんたの目の前で死んだ朝日奈や不二咲、覚えてる!? あたしは、人間をあぁするような奴なの!」

腐川「あんたが泣いて怯えたアレを、ゲラゲラ笑いながら作り出してたの!!」

腐川「あんたは、分かってないわ」
腐川「だから、そのまま分からないままでいてほしかった。そばにいてほしかった……」

112 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:30:51.26 /hl89G7GO 100/110

エピソード34:苗木こまるの分裂
十神「どういうことだ。それと、腐川がジェノサイダーになって未来機関を逃げ出したことがどう関係する?」
腐川「……」

こまる「十神さんは……」
こまる「十神さんは、不安でいっぱいいっぱいになったことはないんですか?」
こまる「逃げ出したいけど、逃げ場がなくて、それでも逃げたいって思ったことないんですか!?」
十神「……オレは逃げ出したことなどない」

こまる「だったら黙っとけ!!」
十神「……っ」

113 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:31:53.33 /hl89G7GO 101/110

こまる「冬子ちゃん」

腐川「……」
こまる「私、ジェノサイダーさんがしてきたこと、どう思うかって言われたら、やっぱ……実感わかないよ」
腐川「あいつは、あたしよ。あたしがしてきたことよ。それにあんた、そんな怪我させられたってのに、」
こまる「それでもだよ。だって私が知ってるのは、今の冬子ちゃんだけだもん」

こまる「私が冬子ちゃんと出会ったときには、もう人は殺さないって決めてたんだから。私はその冬子ちゃんしか、知らないんだから」
腐川「じゃあ、あんたはあたしが許せるっていうの!? 連続殺人犯のあたしを許せるの!?」
こまる「そんなの分かんないよ!! だって許せるも何も、恨んでないんだもん!!」

114 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:36:20.97 /hl89G7GO 102/110

こまる「冬子ちゃんがしてきたこと、きっと恨んでる人はいるんだなって思うよ。 ううん、絶対いる!!」
こまる「冬子ちゃんの正体を知って、絶対許せないって言う人の方が正しいって思う!!」
こまる「その人からしたら、私が言ってることがおかしいんだって思う。冬子ちゃんと仲良くするなんて頭がおかしいって思うだろうね」
こまる「だけど、許すとか許さないとか、好きとか嫌いとか、理屈じゃないもん」
こまる「冬子ちゃんが悪者っていう証拠が揃ったから嫌いにならないといけないなんて、そんな馬鹿な話ないよ」

こまる「私の感情は、裁判じゃない」
こまる「私は冬子ちゃんとこれからもずっと仲良くしたいって、思ってるよ?」
ジェノ「つか、あんた誰? え? キャラチェン?」

115 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:37:17.76 /hl89G7GO 103/110

エピソード35:十神白夜の驚愕
愛してるよ冬子ちゃーん
ずっと一緒にいてこまるー
もちろんだよ冬子ちゃーん
デコマルの癖に生意気かー
ツンデレもかわいいよ翔ちゃーん
しょ、……な、生意気かーっ!

イチャコライチャコライチャコラ
十神「……」
苗木「十神くん! やっぱりここにいたんだね! 腐川さんとこまる、発見しt……………………………………………うん」
十神「……」

苗木「うん」

116 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:38:17.72 /hl89G7GO 104/110

十神「ハァ、」

腐川「びゃくやしゃま、きてくれて、あだじ、うれじがっだでず」
十神「汚い寄るな泣くな」

苗木「まあまあ」
こまる「ねぇ、聞いてお兄ちゃん。十神さんたらね、冬子ちゃんが取り乱してるときにおもむろに強引に抱きしめてね、」

十神「事実に反することを言うな」
苗木「えぇえええ!? そ、そっかぁ、やっと……やっとだね…」ホロリ

十神「やめろ違うなんだその生暖かい視線は気持ち悪い目で見るな微笑むなクソ苗木妹覚えておけ」

117 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:39:10.62 /hl89G7GO 105/110

十神「しかし……似ていない兄妹だと思っていたが…」

こまる「んー? 私達やっぱ似てないよね?」
苗木「確かに。昔から似てるって言われることってあんまりなくて」

十神「いいや、」
――お前に『殺された』みんなのためにもだ!

――私の感情は、裁判じゃない。
十神「……」
十神「よく似ている」

118 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:40:05.54 /hl89G7GO 106/110

エピローグ:腐川冬子と愉快な仲間たち
腐川「このままじゃいけないとは思ってたんです、だから、一応治そうとは思ってて」

腐川「多重人格障害について、調べたことくらいはあったんです。じ、自分のこと、だし」
腐川「それで、治療として、あいつと日記の交換をはじめたけど、全然治らなくて」

十神「……人格の統合か」
腐川「でも、やっぱり怖いんです。あいつがあたしになったら、あたしは……どうなっちゃうのかって」

腐川「あたしがあいつみたいに、ハサミを振り回しはじめたら、白夜様やこまるを傷つけたらって思うと、怖くて」

119 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:41:05.35 /hl89G7GO 107/110

腐川「だけど、このままクシャミに怯えるのも嫌だし、どうしたらいいかわからなくて……ぐす……」
十神「……オレは、二度とあの殺人鬼に人殺しをさせるなとは言ったが、多重人格を克服しろとまでは言ってないぞ」
腐川「でも、成長、したくて。あいつと向き合おうって、思ったんです」

十神「ハァ、馬鹿か貴様」
腐川「す、すみません……勝手に、こんな」

十神「挙げ句の果てに、耐え切れずに自爆。逃亡」
腐川「ごめんなさい……」

十神「だが、お前にしてはよくやった。褒めておいてやる」

120 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:42:10.78 /hl89G7GO 108/110

腐川「ふえっ!?」
こまる(ずっと黙ってたけどいい加減に喋りたい。なんかいい雰囲気になってるし悔しい)
十神「……お前が一人で行動を起こすと碌なことにならん。これからは俺に報告しろ」
こまる「えぇ!? 何それ、何なんですか!? プロポーズですか、それ!?」

腐川「ぷ!? ぷろぽ!? ぷろ、ぷろぽ!? ぷれぱらあと!? ぽりぷろぴれん!?」
十神「言葉そのままの意味に捉えろ! 他意はない!!」
こまる「素直に、心配だから相談してね、とか言えないんですかぁ?」

121 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:42:55.28 /hl89G7GO 109/110

こまる「二人のハグシーン、悔しいけど様になってましたし、早いところ十神財閥(笑)の跡取りを」
十神「だ ま れ 。 大体、アレは貴様が押したんだろ!この俺を! 無理矢理に!」

こまる「仕方がないじゃないですか! 悔しいけど、私には止められなかったけど、十神さんなら止められたんですから! 悔しいけど!」
腐川「ぬふ…ぬぅふふふ……」ハァハァ
こまる「冬子ちゃんが、十神さんから抱きしめられるようなチャンスを逃すわけがないですからね! 絶対に引きとめられると思いましたよチクショー」
十神「……」

122 : ◆8TuyeGHSTQ – 2015/02/25 22:43:47.04 /hl89G7GO 110/110

十神「腐川、ちょっと来い」

腐川「ふぇ!?!?」

十神「……」ぎゅっ
こまる「え!? えぇぇええ!? なにこれ、何!? ハッピーエンド!?」

十神「……」つ【コショウ】
腐川「ひぁぁああ!? びゃくやしゃま!? ふぁっくちょん!! 白夜様ぁ!! ぬぁぁああ」
十神(くしゃみをしたのに、人格を保てる……だと!?)
こまる「ずるい!! ずるいよ十神さん!! 私も! 私も冬子ちゃんとハグする!!」ぎゅうぅ
苗木「三人とも仲良しだね」(白目)
【おわり】

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